性能表示制度
せいのうひょうじせいど（建築と設計）
意味 住宅の品質を数値化する制度
性能表示制度とは？
性能表示制度は、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づき、住宅の性能を客観的に評価し、表示する仕組みです。構造耐力、火災時の安全性、省エネルギー性能などの項目について、第三者機関が評価を行い、等級や数値で表示します。これにより、消費者が住宅の品質を比較しやすくなります。
性能表示制度の具体的な使い方
「このマンションは性能表示制度で高評価を得ているから、安心して購入を検討できるね。」マンション購入を検討している際の会話を表しています。性能表示制度による評価が、住宅選びの際の重要な判断材料となっていることを示しています。
性能表示制度に関するよくある質問
Q.性能表示制度は義務ですか？
A.性能表示制度の利用は任意です。ただし、分譲住宅の場合、建設業者や宅建業者には、建設住宅性能評価書を取得するよう努力義務が課せられています。消費者からの信頼性向上や、住宅の品質の客観的な証明となるため、多くの新築住宅で活用されています。
Q.評価項目はどのようなものがありますか？
A.主な評価項目には以下のようなものがあります：
1. 構造の安定性
2. 火災時の安全性
3. 劣化の軽減
4. 維持管理・更新への配慮
5. 温熱環境
6. 空気環境
7. 光・視環境
8. 音環境
9. 高齢者等への配慮
10. 防犯性
これらの項目について、等級や数値で評価されます。
Q.既存住宅でも性能表示は可能ですか？
A.はい、既存住宅でも性能表示制度を利用できます。「既存住宅性能表示制度」として、新築時とは異なる基準で評価が行われます。ただし、劣化状況や改修履歴などにより、一部の性能について評価できない場合があります。中古住宅の売買時に活用されることが多く、住宅の現状を客観的に把握するのに役立ちます。
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